- 2016.08.12
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私は暇さえ有れば、よく映画をDVD鑑賞するのですが
やはり一番のお気に入りは、松竹映画「男はつらいよ」シリーズです。
言わずと知れた、山田洋次監督の国民的人気映画であり
主演の渥美清さんは第1作の1969年~第48作の1995年までの26年間
“寅さん”を演じ続けました。
主題歌のイントロで「・・・私生まれも育ちも葛飾柴又であります・・・」から始まる
お馴染みのセリフは有名ですね。
以前ブログのなかで、ランキングについて少し触れておりましたが
やはり、48作品の中から絞り込むのは大変困難でした・・・(汗)
期待されていた方ごめんなさい!!
そこで!今回は同シリーズの中から関西地区を舞台とした、オススメ作品をご紹介させて頂きます。
先ずは・・・
第17作 「寅次郎夕焼け小焼け」ロケ地:兵庫県 龍野市(現たつの市)
この作品は、キャスティングがそうそうたる顔ぶれです。
日本画の大家である池ノ内青観(宇野重吉さん)と、そのかつての恋人である
志乃(岡田嘉子さん)が数十年ぶりの再会を果たしたシーンでは名セリフが有ります。
個人的にはシリーズの中で一番好きなシーンかもしれません。
一方で、マドンナ役の龍野芸者ぼたん(太地喜和子さん)の存在感も抜群です。
寅さんとの掛け合いは見応え十分であり、「シリーズ最高マドンナ」と呼び声が高い
あの“リリー”にも匹敵する程の、息ピッタリな演技に注目です!
続きまして・・・
第27作「浪速の恋の寅次郎」ロケ地:大阪市(新世界・宗衛門町) 東大阪市(石切劔箭神社)
共演マドンナに観点を置くと、浜田ふみ(松坂慶子さん)は10数年観てきて不動のNo.1です!
20代と思えない大人びた雰囲気は魅力的ですが、家族の突然の訃報にも気丈に耐え続けた
ふみが寅さんの膝に身を委ねて泣き崩れるあの名シーンは
何度観ても色褪せません・・・(泣)⇒お前が泣いてどうすんねん!!
最後は・・・
第29作 「寅次郎あじさいの恋」ロケ地:京都市 丹後伊根
京都の街並みや丹後半島の綺麗な景色を楽しめるこの作品は
珍しくも、マドンナに好意を抱かれてしまい
積極的なアタックを受ける寅さんのドギマギする姿を見て、笑わずにはいられません。(笑)
それにしても、かがり(いしだあゆみさん)の典型的な薄幸美人っぷりには脱帽です。
「この役を演じさせたらこの方の右に出る者はいないのでは?」と思えるくらい見事に好演されています。
人間国宝の陶芸家・加納作次郎(片岡仁左衛門さん)と寅さんの立場を超えた友情にもぜひ、注目して下さい!
※写真の生地は劇中の衣装をイメージして並べてみました。
往年のファンの方、ご注文お待ちしております。
今回ご紹介させて頂いた3作品は、シリーズの中でも特にストーリー展開がスムーズですので
あまり鑑賞された事がない方でも、気軽に寅さんワールドを堪能できると思います。
お盆休みを利用して帰郷される方
単身赴任等で、久しぶりに帰省される方
お仕事がご多忙で、普段ご家族と時間が作れない方
連休の過ごし方は様々かもしれませんが
ご自宅でゆっくり団欒される際は、“寅さん”をご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
大阪店/長澤