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白シャツの美学。

すっかりお馴染みのクール・ビズ、ウォーム・ビズの影響もあってなのでしょうか。近年は季節に関係なくオフィスのカジュアル化が進んでいます。いつの間にかビジネスマンの戦闘服がスーツではなく、カジュアルなジャケットやセーターにシフトチェンジされていき、シャツの色柄の選択肢は増加する一方です。このままですと“白シャツ=フォーマル専用”というポジションに変わってもおかしくない状況です。

「白は地味になり勝ちで、消耗が早いから着用しにくい。」

「色物や柄物は気軽にお洒落できるし汚れが目立たない。」

もちろん様々な色柄を使いVゾーンを彩る事は大切だと思います。しかしそれはあくまで基本を押さえての話です。

白を着た時に感じる独特の緊張感はオンタイムでは必要不可欠であると強く思います。背筋がピンッとなると言いますか、何と言っても白シャツほど、“ごまかし”が利かない衣服はそう見つからないはずです。不思議とその人のライフスタイルや人格が滲み出てきます。ここで初めて個性と基本的なスタイルが形成されるのです。私自身はスーツを身に纏う際に限らず、合わせるシャツはほとんど白を選んでいます。往年の映画俳優や芸術家の佇まいに影響を受けたことは事実ですが愛用する理由としては、これ見よがしに着用することを意識させられず自然体でいられること。そして究極のスタイルであると確信しているためです。これまで白を避けてきた方はぜひ、お手元のワードローブに1数加えることをおススメいたします。きっと新しい自分を発見できますよ。当店では、ビジネス用のブロード地やカジュアル用に最適なオックスフォード地をはじめ、多数のシャツ地をご用意しております。この機会にぜひご来店くださいませ。(大阪店・長澤)

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PS:小津映画では、劇中の俳優陣はほとんど白シャツを着用しています。清潔感ある成熟した大人同士のやり取りはいつ見ても気持ちが良いものです。ちなみに小津監督はいつも120双のホワイト・ポプリンで誂えていたそうです。襟型は顔のサイズを考慮して、ロングポイント・カラーを指定。更には襟先をややラウンドさせるという拘りっぷり。このエピソードでだけでも彼の美意識の高さが垣間見られます。お洒落は決して競うものではありませんが、いつか“小津スタイル”に負けないくらいの透明感ある装いができる大人になりたいものです。

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Bespoke Tailor batak.