- 2016.10.17
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「塹壕に潜らなくても、潜っても」の後編は足元にかけての意匠についてです。
保温だけでなく、袖口から冷気・風雨の侵入を妨げるストラップ。腰のストーム・ポケットもフタの重なりが雨どい代わりになってます。

コートの前を開けず防寒を保ったまま中に来ている洋服のポケットにも手を伸ばせ、コート自身の大きなマガジンポケットにはカバン代わりに雑誌、新聞も余裕の大容量。少しくらいの膨らみもドレープに隠れてしまいます。

背中のアンブレラ・ヨーク、そこから裾に流れるインバーテッドプリーツ。傘の役割を果たすために拡がりを抑えているボタンを外せば、Aラインが強くなり効果が増します。

肩のサイズ自由度があるラグラン・スリーブに、膝も覆うロング丈という特長を網羅したオリジナル・トレンチコート。私の使用し続けている初代生産分の風合いがこちらです。
あまり写真だけではおわかりいただけないかもしれません。ご愛用に足る積み重ねられた叡智の一部ですが、手入れの気遣い不要で形も良く、そして今回はことに丈夫な特別注文のオリジナル高密度コットン地を採用しました。ご関心をお持ちの方は是非実物をご覧ください。(本店 川部)
オリジナル トレンチコート ¥138,000
※価格は税別です。