- 2016.12.19
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英国でハンドプリントのシルク製品といえば、当店でお馴染みの「デビッド・エバンス」。同社の傘下となって営業しているのが、英「アダムリー」。ですのでブランド名は「アダムリー」ですが、正式社名は「アダムリー デビッド・エバンス & カンパニー」となります。と、どうでもいい話をしてしまいましたが、重要なのは「デビッド・エバンス」も「アダムリー」もシルク製品のすべての工程を外注せずに、自社で一貫生産している点です。しかも、染色については現代の最先端生産技術を拒否し、頑なに昔ながらの手間のかかる方法である「ハンドプリント」を貫いています。ハンドプリントの魅力は、人間の手作業だから生じる模様のズレやムラ。それらがもたらす暖か味や手作り感です。旧来のシルク製品はすべて「ハンドプリント」だったためか、しっかりとエージングしているのがわかります。これがインクジェット・プリントですと一見きれいに見えますが、時間を刻んで着古されることはありません。店頭にはドット柄、クラシック・ペイズリー、小紋柄のシルク・スカーフをご用意しました。すべて、「アダムリー」のアーカイヴから引用した同社のオリジナル柄です。(本店 長谷川)