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ちょっと気取ってみませんか。

             

皆さんは春らしさをスーツで表現するならば、どういう色柄を使われますか? 肌を刺す厳しい寒さが続くなかで難しいご質問かもしれませんが・・・(苦笑) 今回は大阪店より春に最適なおススメ服地をご紹介させていただきます。 英「スキャバル」ウエイト300g/ライトグレーのピンチェック×ピンクのオーバーペン。

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綺麗に構成された桜色のオーバーペン。よーく見ると・・・

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実は糸の色が赤なのです。(実物はハッキリとした赤です)地のライトグレーが良い塩梅でペンを引き立てている為、ピンクに見えるんですね。不思議と見ているだけで優しい気持ちにさせてくれます。意外とこういう配色はシャツ・タイのコーディネートが組み立てやすいので、色々な着こなしが楽しめるかと思いますよ。気になる生地感ですが、現行品と一線を画す往年の英国生地らしいドライ感と弾力があり、耐久性の高さが容易に伝わります。「単なるお洒落着だけでは終わらせない」紳士服の本場ならではの気質を感じるこの逸品。その魅力を最大限に引き出すために、3ピースでのお仕立てを推奨いたします。わがままを一つだけ申し上げますと、シングルのピークド・ラペルも素敵かと。クラシックで色鮮やかなスーツ姿は、周りの方の心までも春色に染めてくれるのではないでしょうか。気になる方は是非、お早めにお問い合せください。(大阪店・長澤)。

PS:毎年恒例ですが、そろそろ世間では「春」と「桜」をテーマにした楽曲が注目される頃ですね。昭和歌謡をこよなく愛する私は、平野愛子さんが歌う「港が見える丘」が一番のお気に入りです。終戦直後に発表されて以来、日本の名曲として多くの方から愛されてきました。あの美空ひばりさんもこの曲がお好きだったようで、カバーの音源をアルバムに収録されております。魅力を語り出せばキリがなくなりますが、とにかく歌詞の一つひとつが胸にせまります。「あなと二人で来た丘は港が見える丘 色褪せた桜唯一つ淋しく咲いていた」出征していった恋人の帰りを待つ女性の情景や丘から見える風景が綺麗に表現されています(涙)ご存知の方も多いかと思いますが、横浜市にあります「港が見える丘公園」はこの曲にあやかって作られているんですね。曲の舞台が横浜になっていると思われ勝ちですが、神戸の港がモデルにされたという説もあるみたいです。だからでしょうか、私は休日によく神戸の街へ出掛けては散策するのですが、いつも頭の中ではこの曲が流れております♪ と言いながらも、そこはやっぱり九州男児「そして神戸」の気分になることも(笑) 春の訪れが待ち遠しい日が続きますが、ぜひ一度「港が見える丘」の世界に触れてみてはいかがでしょうか。必聴ですよ。

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