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映画の中のコート、あります。

ラロ・シフリンのジャジーな音楽で始まるスティーブ・マックィーン主演の『ブリット』(1968年/アメリカ映画)は私の好きな映画のひとつです。この映画の魅力はストーリー云々ではなく、とにかく”雰囲気”。冒頭のスタイリッシュなタイトル・クレジットから雰囲気バツグンなのです。主演のマックィーンなんてセリフがほとんどありませんが、彼の所作ですべてを表現しています。有名なサンフランシスコの傾斜道を使用したカーチェイスは今見てもそのド迫力に笑ってしまう程なのです。この映画は徹底的にリアリティを追及していてスタジオセットは一切なく、病院や空港などの場面は実際の場所で撮影が行われ、医者や看護師、空港職員なども本職の人たちが演じているおかげで、演技的に誰が見ても「ん?」な場面があったりして、それすら微笑ましかったりします。また、若かりし頃のジャクリーン・ビセットの可愛らしさも”何かイイ!”なのです。と前置きはこのくらいにして、やはりこの映画の中でもマックィーンの着こなしはいちいちステキなのであります。有名なのは茶のツイードジャケットですが、それはまた別の機会にして今回は劇中のコートにフォーカスしてみます。

前半の登場シーンからさっそくスーツの上にバルカラーコートを着用しています。Aラインを描くゆったりしたサイジングのベージュのバルカラーコートを”毎日着ている道具感”を出しながら自然に着こなしています。

この無造作感、ヌケ感を計算して着こなすマックィーンは男の憧れなのです。彼はスーツからデニム、Tシャツまで着込んで馴染ませて自分のものにしてから公の場に出ることにこだわっていたそうです。(最初の奥様であるニール・アダムス談)

茶のツイードジャケットの上にも。この着古した感じのクタクタ感がカッコ良すぎなのです。さて、マックィーンも着ているバルカラーコートですが、当店でもオリジナル・ガーメント(既製品)として取り扱いがあります。中でもおススメが単衣仕様のコチラです。

低速織機で織り上げたオリジナルの超高密度コットンを使用しているので馴染むほどに味が出ます。単衣なので軽快に着用できますが、タフな使用に耐えるだけの強さも備えています。夏を除くスリーシーズンで着用できる点も大きな魅力です。冬はツイードなどの厚手の服地の上に着てもかさばりません。春秋は防水・防風に役立ちます。実はたいへん実用性に優れたコートなのです。ディテールやサイズ感も時代性を問わない王道スタイルです。これは一度は袖を通していただきたい優れモノなのです。ぜひ店頭でご試着ください。(大阪店 工藤)

■オリジナルガーメント バルカラーコート ¥89,000 (色:オフホワイト、ネイビー)

※価格の表示は税別です。

 

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Bespoke Tailor batak.