- 2017.07.29
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このブログでもご紹介する機会が多いヴィンテージ服地。その魅力は希少性であり、何よりも実用性を重視したクオリティと言えます。当時、英国の多くの服地メーカーは丈夫で扱いやすく、洗練された“本当にいい服地”を作るというピュアな考えのもと切磋琢磨していました。そこには現在のような効率化なんてものは存在しません。そのため各メーカーの特色が際立ち、その広がりも多彩でした。これまで私たちは数多くのヴィンテージ服地を取り扱い、その魅力をお伝えしてきました。しかし、ヴィンテージゆえにその数に限りがあります。近年では良いものに巡り合う機会も減ってきています。そうであれば、ヴィンテージ服地のすばらしさを知っている私たちが同等のものを独自に織ることができないだろうか?と試行錯誤を重ねて完成させたのが「バタク・クロス」なのです。今回ご紹介するのは「バタク・クロス」の中でも安定した人気を誇るタスマニア・ウールをブレンドした服地です。ウエイト330gは秋・冬・春の3シーズンに対応します。旧式織機で丹念に織り上げたヴィンテージ・クオリティは他では真似できない品質と価格を実現しています。着込んでから2~3シーズン目に真のクオリティを実感していただけるはずです。(大阪店 工藤)