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ヴィンテージ品質の指標、「20.5マイクロン」の羊毛。

             

英国の持つ魅力のひとつに、「時代遅れ」があります。いまだに旧弊な生産設備を継続してしようしている製造業がその典型ですが、これもしだいに過去のものになりつつあるようです。やはり、グローバルな競争にさらされ、外国資本が流入するなどして、最新式の設備へと刷新されているからでしょう。しかし、その「時代遅れ」感にこそ英国の魅力を見出している人たちは多く、革製品(イングリッシュ・ブライドルレザー)やバイク(トライアンフ・ボンネビル)などのように、旧弊ゆえに立ち消えそうになった製品を再生させている例は数多くあります。英国にはそうしたポテンシャルがまだまだあり、昔ながらの製造方法を再現できる余地は残っています。今回、当店が英「ラバット・ミル」に特別注文して織り上げたウーステッド(スーツ用高級毛織り服地)こそ、まさにその英国がかつて持っていた質素で素朴、丈夫で耐久性に富む服地を再生させたお品です。手前味噌を承知で申し上げますが、私どもも予想し得なかった仕上がりに驚いているほど。英国が繁栄の渦中にあった30年代のヴィンテージ品質の指標でもある、「20.5マイクロン」の羊毛がそれを象徴しています。いわゆるスーパー100’sやスーパー140’sといった指標がない時代の最上品質を表していました。現在ではウーステッドからこの品質・仕様は残念ながら姿を消しております。しかし、強い意志をもってミルと粘り強く折衝すれば、旧来の品質を復活させることができる、ということをこの服地が証明してくれました。この秋冬からリリースとなる特別注文服地ですので、店頭在庫は充実しております。真の英国にこだわりを持つ方にオススメします。(全店対応)

▇ 英「ラバット・ミル」×「バタク」特別注文 ウーステッド(430g)

▲ブルーグレイ・ヘリンボーン

▲ネイビー・シャドーヘリンボーン(色違いでチャコールもあります)

▲グレイ・オルタネイト ストライプ

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Bespoke Tailor batak.