今年、2月18日付けのブログでご紹介いたしました、「バタク・クロス/ウール・リネン混紡服地(248g)」。3月の販売開始にともない3ピース・スーツを試しに仕立ててみましたので、ご披露いたします。ご覧のように、これがリネン(麻)?と疑いたくなるほど、麻服地特有のあのクタクタ感がありません。シワもドライタッチのウール100%服地に比べれば多少ありますが、リネン100%服地と比すれば、「シワにならない」と言っても過言ではない風合いを実現しています。仕立て上がった3ピース・スーツ(写真)をご覧になって、これがリネン系の服地だと看破できる人はどのくらいいるでしょうか。着た感じは、麻の混紡率が46%でありながら、サマーウーステッドの軽快さに近いかもしれません。また、初夏からの強い日差しの季節では、リネンの特性である「吸水・吸湿性」「熱放出性」の高さを少なからず実感できるはずです。これなら、シワ知らずのビシッとした雰囲気を維持できる上に、涼感も担保されビジネス・シーンでの着用も何ら問題ない、と私どもは考えております。クールビズとは言え、商談やプレゼンテーションの場面でシャツ一枚というわけにはいきません。やはり、スーツや上着が必要というケースでは、盛夏も射程に入れた「バタク・クロス」のウール・リネンをご活用ください。自信をもってオススメいたします。
▇「バタク・クロス」ウール&リネン(ウール54%・リネン46%) 仕立て見本