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生地ではなく、服地と呼びたい。

台所の布巾(ふきん)も、お掃除の雑巾も、汗を拭く手ぬぐいも、その布地を私たちは「生地」と呼んでいます。英語で言うなら、「ファブリック/Fabric」。アメリカでは紳士服を含め布地すべてをそう呼ぶようですが、英国の一部のテーラーでは紳士服の場合、「クロス/Cloth」と呼ぶようで、たとえばソフトテーラリングの元祖「アンダーソン&シェパード」では頑なに「クロスズ/Cloths」と表記しています。そう、高級毛織物を当店では「服地」と呼んでいます。この英「ラバット・ミル」で織られたジャケット用のお品などはまさに「服地」と呼びたいです。明るいシェパードチェック色柄からはカントリーの香りがほとんどしません。落ち葉が舞うパリの街並みが似合いそうなお洒落着のニュアンス。秋の訪れの前に仕立てて見ませんか。

シェパードチェック ウエイト500g