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ウイスキーのように、地下倉庫で毛糸を寝かす。

「ゼニア」「ロロピアーナ」「チェルッティ」「タリア」。「カルロ バルベラ(CARLO BARBERA)」を含め、これらはイタリアの5大服地メーカーと言われています。中でも「カルロ バルベラ」は既製品に多用されているためか、「なんだ、廉価の服地ね」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、同ブランドは若者向けのセレクトショップにおける既製品スーツや廉価量販テーラーで扱われています。しかし、これらのゾーンで流通している服地は「カルロ バルベラ」のセカンド〜サードラインの量産品に過ぎません。実は「カルロ バルベラ」には奥座敷があるのです。贅沢な生産方法に固守した高級服地ラインをご存知ですか。たとえば、紡いだ糸を1年間倉庫で寝かせ、緊張をほぐす。糸にテンションを与えずシッカリ織るために、遅いペースで織機を稼働させる。こうした惜しみなく手をかけ・時間をかけた服地のファーストラインこそ、私たち「バタク」が評価する真の「カルロ バルベラ」なのです。ちなみに、イタリアの5大ブランドの中でも英国産の服地にもっとも近い質感・色柄を展開しているとの評価があります。そこに私たちは魅力を見い出しており、「バタク」の規準に適合する数少ないイタリアン・クロスとしてお客様にご紹介してまいります。

▇  伊「カルロ バルベラ」フランネル(ネイビー、グレイをご用意しております)