- 2018.10.25
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銀幕のスターとバルカラー・コートの組み合わせは、’60年代をピークによく見受けられたスタイルでした。有名どころではS.マックイーン、ケーリー・グラント、マイケル・ケインといったファッション・イコンが勢揃いしています。これらの役どころはマックイーンが刑事、グラントがアメリカ大使館員、ケインが政府の諜報部員。いずれも共通しているのが、宮仕えであるということです。つまり、給与所得者。優雅にウール・コートをビスポークで誂えるほど、サイフに余裕があるわけではありません。既製のコート、しかもメンテナンスが容易で、手荒に扱っても丈夫なコットン製。日々働く男たちのリアル・クローズとして、バルカラー・コートは打って付けだったのでしょう。近年では2010年に公開された「17歳の肖像/An Education」で、ピーター・サースガードが’60年代のスタイルにバルカラー・コートを着用。当時の美しいロンドンの街並みに似合う服装で物語が展開していきます。さて、当店で定番として品揃えしております、バタクのオリジナル バルカラー・コートが、各店ともに店頭在庫を充実させております。注目点は、ラグランなのにセットインのように見える「肩のつくり」。ビスポーク・スーツのように立体的な「チェストの張り」。裾に向かって拡がる「Aライン」など。モード・ブランド化した現在の英国名門ブランドでは成し得ない、バルカラー・コートの「美」を実現しています。
オリジナル バルカラー・コート(既製品)ベージュ、ネイビー
サイズ:34,36,38,40 ¥95,000(税別)
「17歳の肖像/An Education」(英国映画)
監督:ロネ・シェルフィグ
脚本:ニック・ホーンビィ
キャスト:キャリー・マリガン/ピーター・サースガード
音楽:ポール・イングリッシュビィ
「17歳の肖像/コレクターズエディションDVD」¥1,720 Amazon
「17歳の肖像/ブルーレイ」¥2,400 Amazon
Photo ©ソニーピクチャーエンターテインメント