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バタクのネクタイ。

ネクタイ(クラヴァット)の選択は2つに大別できます。ひとつが自身の装いを追求していく嗜好。色柄はもちろん、素材、クオリティ、稀少性、布地の構成など、ネクタイという服装品を掘り下げていく選択です。もうひとつが、対面的な他者との関係性に価値を置くもの。他人に与える印象や自己演出を重視するビジネス・ユースから捉えた選択です。前者にはご自身の感性の趣くまま、自己の趣味性にしたがってワードローブを拡充させるバリエーションの提案が私たちの仕事となります。後者のついては、ビジネスという枠組みで戦略的にネクタイを使う指針のご案内と、それにふさわしい品揃えがポイント。ビジネス・ユースの場合、ネクタイ柄は限定され、無地、ストライプ(レジメンタル)、ドット、小紋などベーシックなものをご提案しています。なお、当店はビスポーク・テーラーという性格上、店頭にあるネクタイはすべて独自発注の限定品。当店だけの色柄を少量生産し、峡幅、薄い芯地と言った市場にはほとんど流通していないヴィンテージ仕様のお品をご提案しています。

左から、峡幅ストライプ・タイ(薄手の芯地)、標準幅のシャドーストライプ。タイ(薄手の芯地)、標準幅のえんじ系フレスコ・タイ。すべてシルク100%

左からタータンチェック・タイ、花柄小紋タイ、小紋タイ、色違いの小紋タイ、すべてシルク100%

ストライプ・タイ3種。薄手の芯地。シルク100%。