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ヨーロッパを着る。伝統のローデン・コート

今冬も昨年に続き、ヨーロッパでは非常にポピュラーな「ローデン・コート」を既製にてご用意しております。中世以降チロル地方の領主ハプスブルグ家の貴族・王族たちが着ていた、狩猟用コートが起源とされている民族衣装に近い存在の防寒コートです。上品かつ贅沢なコートとして流行り廃りとは関係なく着用されている彼の地の逸品。丈夫でしなやかなローデン・クロス(圧縮ウール地)を使用。腕を自由に動かせるフローティングショルダーや背中のインバーテッドプリーツなど、狩猟用コートらしいデザインが随所に残されております。ナポレオン帝国、オーストリア帝国、イタリア、ドイツ他、コートが生まれたチロル地方はさまざまな国に統治された歴史があり、その文化混交の影響がこのローデン・コートにも色濃く表れています。バタクでは、オーストリアはザルツブルグにある「シュナイダー」社製のチロリアン ローデン・コートを品揃えしております。イタリアやフランスで人気があり、大人の防寒着として10年、20年は着続けられるクラシック・コートに位置づけられています。サイズ展開および在庫状況については御苑店までお問合せください。