Blog

春でも夏でも、いつでもコート・オーダーを。

早くてもシーズン直前、遅ければシーズン半ばで購入される既製品コート。それがオーダーともなると、季節に関係なく通年で注文することができます。冬を見越して春にオーダーしてもよし、真夏にオーダーしてもよし。また、季節にとらわれないため(コート地にとってはオフシーズンだからこそ)幅広い選択肢の中からご自分で仕立てたいコート地で誂えることができるのです。一般的な既製品コートでは12月も終盤を迎える頃になると、店頭在庫残(売れ残り)としてセール・プライスで処分されることもあります。一方、当店におけるコート受注は終盤どころか“引き続き本番“。世界中から春も夏も魅力的なコート地が続々入荷して来ます。中でもオススメの3品がこちら。

 

1、「マーリン & エバンス」ラムウール/グレイ・ヘリンボーン

英国服地の聖地ハダーズフィールードで、紡績〜最終課程すべてを一貫生産しているミル「マーリン & エバンス」。オススメのコート地は、650gの肉厚なヘリンボーン・ツイード。クラシック・ラグラン コート(来春にオーダー会実施予定。※詳しくは店頭へお問い合わせを)にはベストな組み合わせです。

2、「バウワー & ローバック」スーパー100‘s

一見、単色ネイビーに見えるヘリンボーン柄。いわゆる、シャドウ・ヘリンボーンです。「バウワー・ローバック」が手掛ける良質のウーステッドで、長繊維の毛糸で紡いだスーパー100‘s。最終工程で手触りを良くするためにわずかなカシミアをブレンド。チェスターフィールド・コートのお仕立て際にオススメいたします。ビジネスユースにはまず間違いのない選択です。

3、「ラヴァット・ミル」カバート・クロス

狩猟用コートを先祖に持つカバート・コート。素材は当然、カバート・クロス。それ以外の選択肢はありません。カントリー系の毛織に強い「ラヴァット・ミル」の隠れた看板商品でもあるコート地で、490gのウエイトもコートとしては重くもなく、軽くもない非常にバランスが良い着心地を味わうことができます。