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新しいコレクション「ABACUS アバカス」って?

生地メーカーのコレクション(バンチ)にはそれぞれ名前があり、その名前には意味や名付けられた理由があります。その名前でどのような特徴の生地なのかイメージできるものが多いのですが、中には「?」となる名前のものが存在します。今回ご紹介する(英)スミス・ウーレンズの新しいコレクション「ABACUS アバカス」はまさに後者であり、真っ先に名前の由来を調べたのですが・・・。「ABACUS アバカス」とはラテン語になり、そろばんなどに代表される計算器具とのこと。う~ん、生地と結びつきません。そこでメーカーの説明を見てみると《ローマ時代に使用された計算機からインスピレーションを得たネーミングは歴史から未来へと繋がる「今」に於いて輝きを放つ、魅力的な服地への探求を表しています》とあります。分かったような分からないようなモヤモヤした気持ちにさせてくれる説明文なのです(笑)。そんな「ABACUS アバカス」なのですが、ひとつハッキリ分かるのは良質な合いもの生地ということです。ドライタッチの生地感は春から秋にかけて快適な着心地を実現し、触っただけで分かるハリ・コシの強さは防シワ性と復元力に優れています。まさしくドレープスーツとの相性バツグンの生地なのです。普遍的でクラシックな色柄(全36色柄)を揃えたコレクションは必見です。そして、合いもののスーツを検討中の方にイチオシです。(バタク大阪  工藤)

追記:米アカデミー賞が発表されましたが、作品賞に選ばれたのはまさかの「パラサイト」でしたね。日本でも大ヒットしていますが、もちろん私も見ました。前半のコメディっぽい話からサスペンスへと変わっていく展開は予測不能で面白かったです。先日、電車の中でご年配の方がお連れの方に「パラサイト」の話題をしていたのですが「なんでも地下街でたくさんの人が殺される映画らしいよ。」って全然違うよ!とツッコミたくなりました(笑)。