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私なりのこだわりをお話しします。

立春も過ぎ、少しずつですが日も長くなり、春の訪れを告げる風物詩「ヤマザキ春のパン祭り」のCMを見る季節になりました。確実に春がそこまで来ていることを実感しております。先日ですが、春夏用として仕立てるスーツ服地の相談にご来店されたお客様から「工藤さんのスーツに対するこだわりって何ですか?」と聞かれることがありました。そこで、今回は私なりのスーツへのこだわりをお話ししたいと思います。まず、スーツを着ることを楽しむことです。スーツには歴史的背景、伝統、文化、セオリーなどたくさんの概念があります。それらを理解した上で柔軟に考えてルールからはみ出さない範囲内で好きに着ることを楽しんでいます。次に、自分らしさを大事にしています。これは、その時の気分を大事にしているとも言えるのですが、直感を信じて服地選びやコーディネイトに反映させています。そして、足し算よりも引き算のスタイルを優先しています。他にも細々したこだわりがあるのですが省略します。以上が私のこだわりです。ご来店いただくお客様にもこだわりがあると思います。ご遠慮なくこだわりをお聞かせください。何でもできるわけではありませんが、こだわりを具現化できるようにお手伝いさせていただきます。(バタク大阪 工藤)

▼昨年から “今の気分” はダブルです。昨年はダブルのスーツ(画像)とダブルのネイビージャケットを仕立てました。この春夏もダブルのスーツを企んでいます。