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紺ブレは、風を感じて。

紺ブレ(紺のブレザー)ブームが一世を風靡した1990年頃、私は学生でしたがご多分に漏れずブームに乗っかって紺ブレを着用して遊び呆けていました(笑)。この時代の紺ブレブームが凄かったのは男女関係なく若者のほとんどが紺ブレを着用していたことです。まさに “みんな大好き、紺ブレ!” 状態でした。また、当時は絶対に金釦(メタル釦)でないと紺ブレにあらずと言った風潮でした。それから社会人になり、今に至るまで紺ブレが無かった時代がありません。私のどの年代においても常に2着以上は所有してきました。今現在は3着所有していますが、それでもまだ足りないと思っているくらいです。最低でも四季に応じて着用する紺ブレが必要だからです。これは紺ブレをお持ちの方ならご理解いただけると思います。冠婚葬祭を除いて、あらゆるシチュエーションに対応可能な万能選手だからです。私の場合、春から夏にかけて着用する紺ブレが欠品中なので何か良い生地はないかと探していたところ、タイミングよく現れたのが(英)フォックス・ブラザーズの新しいコレクション「フォックス・スポーツ」でした。この生地の最大の特徴は籠の目のように見えるバスケット織りです。ざっくりとした見た目と違い、ソフトでしなやかなタッチが今の気分にフィットします。バスケット織りの性質上、生地に厚みがありますが、糸が交わる部分に隙間ができるため通気性はバツグンです。風が吹くとエアが身体を抜けていくのが心地よく感じるはずです。そして、紺ブレを風になびかせて颯爽と歩く姿がこの上なくエレガントに見えるのです。実はこのイメージにこだわって生地を探していました。もちろんテレワークにおけるオンライン会議や商談にも重宝することは間違いありません。春から夏にかけての紺ブレやカラフルなスポーツ・ジャケットをお考えの方は「フォックス・スポーツ」一見の価値ありです。※ジャケットとブレザーの違いですが、ジャケットは袖の付いた上着の総称になり、ブレザーはジャケットの中でもテーラード型の総称になります。(バタク大阪 工藤)

▼「フォックス・スポーツ」ウール100% 全32色 290/320-320/350g

PS.ブログのタイトルを見てカップヌードルのCMが頭に浮かんだ方は私と同世代か上の世代の方かと思います。コロナ禍で閉塞感のある今、「風を感じて」を聴くと気持ちが前向きになります。その流れで「J.Boy」を聴いて無性に元気になるのは私だけではないはず(笑)。