戦後間もない昭和の中頃。師走(しわす)の街頭を歩く男性のサラリーマンの多くは厚手のオーヴァーコートを着ていたものです。ラグラン、ポロといったガサのある外套が流行していました。当然、貧しかった日本でも注文服屋でコートを仕立てることが、ごく普通のこととして受け入れられていたのです。そんなオーヴァーコートを着る季節の服装品のひとつが革のグローブであったことを思い出す年配の方も多いに違いありません。暖房機器のおかげで防寒の機能がそれほど求められなくなった日本の都会では、革ではなく石油系新素材に取って換わられているようでもあります。とはいえ、凝った皮革、たとえばペッカリーやディアスキン、シープスキンなどの手袋をオーヴァーコートの胸ポケットに挿すと、輝くばかりの服装品に変身してしまうから不思議です。これからは防寒実用だけでなく、コートを着るときのゴージャスでお洒落な服装品としてコレクションしてみてはいかがでしょう。そうそう、クリスマス・ギフトにも使えます。(バタク日比谷 菅野)
品質:ペッカリー ブラック
サイズ:7H、8、8H
価格:¥58,300
品質:ディアスキン ブラウン
サイズ:7H、8、8H
価格:¥34,100
品質:シープスキン ブラウン
サイズ7H、8、8H
価格:¥23,100