リネン地で仕立てた紳士服が改めて見直されております。リネンと一括りにしかも産地や原糸など種類、呼称などはさまざまですが、ここに来て紳士服の俎上に上っているリネンとは厚手で重いウエイトのもの。アイリッシュ・リネンの別称でもあるヘビーウエイトリネンです。カーボンニュートラルの時代に何も分厚くて汗をたくさんかきそうなヘビーウエイトリネンを着る理由があるのか。重い服を脱いでTシャツ1枚になればいい。などと普通は考えます。しかし、そこが魅力だと“麻スーツ愛好者”たちは口を揃えます。確かにヘビーウエイトでないとリネンの場合、キリッとしたスーツ・シルエットを維持するのが難しいためでしょう。ハリ・コシの観点から言っても、ヘビーウエイトリネンは理にかなっており、370gオーバーがエイジングおよび視覚的清涼感が感じ取れるヘビー感だと思います。(バタク日比谷 長谷川)
生地:スペンス・ブライソン タイロン ブルーグレイ
品質:リネン100% 380g
価格:スーツ ¥198,000~