羊の毛で織った布地を、亜熱帯気候下で着る。羊の毛を山羊の毛に換えてみたり、強く撚った毛糸に換えてみたり、ウールと様々な素材を混紡してみたり・・と、夏のウール使いの服装には工夫が必要です。このようにあれこれ考え、ウールの夏対策に知恵を搾ってまいりました。そのひとつが今回オススメしている「バタク・クロス」のウール×リネン混紡服地(ウール54%・リネン46%)です。この服地の美点は素材の持つ「チカラ」と言えます。たとえば、素材がペタッとせず、自らを復元しようとします。もちろん、コシや耐久性もシッカリ。野太さがありながら軽さを感じさせ、夏対策素材としては及第点を軽くクリア。高級服地にふさわしく、シワの出方も滑らかで、オン・オフを通じてカイテキな着心地を体感できる推奨品です。(バタク日比谷 菅野)
生地:バタク・クロス ネイビー
品質:ウール54% リネン46% 252g
価格:スーツ ¥154,000~