素材が持つ魅力を最大限に活かす、これは料理だけの話ではありません。仕立てにおいても服地が持つ特性を最大限に引き出すことが大切なのです。例えば、今回ご紹介するヴィンテージ・ドーメルのバスケット織。70~80年代にかけて織られたと思われるやや大柄なバスケット織はツウの方には堪らない服地です。この手の表情のある服地は手縫いによって柔らかく縫うことが肝心。丸みを帯びたフォルムから生まれるバスケット織の表情が雰囲気バツグンなのです。テーラーの縫いの技術によって服地の魅力が引き出される、仕立ての本質のひとつです。
生地:ヴィンテージ・ドーメル ネイビー バスケット
品質:ウール100% 370-380g
価格:スーツ¥209,000~