“模倣は最大の賛辞” という格言があります。これはバタクのモノづくりを表している言葉でもあるのです。今の技術を持ってすればデザインを模倣することは難しいことではありません。しかし、本物が持つインスピレーションを得るには、製品が持つ背景を理解した上でリスペクトすることが大切なのです。バタクが扱うオリジナルのカフリンクス、これは1920~40年代に有名メゾンが作っていたものを模したものです。当時、カフリンクスは主に貴族階級のためにあるものでした。それから時代は移り、大衆向けに作られる製品やデザインが主流となります。裏を返せば、このカフリンクスは大衆向けではないことから役目を終えて消えていくことになるのです。しかし、面白いことに存在意義がなくなることで、その正当な価値に気付くことになります。優れたデザイン性、道具としての信頼性の高さ、そして何よりも感性価値に訴えかける存在感は特別なものです。バタクのモノづくり、それはモノの正当な価値を見出すことに重きを置いているのです。
■バタク・オリジナル カフリンクス
■シルバー×オニキス ¥52,800