思考停止じゃいられない。 13世紀に活動した英国の哲学者ロジャー・ベーコンはなかなかいいことを言っている。 「人間世界の諸悪の根源は無知に因るものであり、無知の根源は『権威崇拝』『習慣』… 2016.01.21 Column
伝統的、のワナ。 英国のみならず、アメリカやヨーロッパの製品や服装を語るときその修飾語として武器になるものに「伝統的な」というワードがある。歴史があり、長年変わらず同じ製法やモノ… 2016.01.21 Column
服装心理とはいかに。 昔から服装に関する人間の心理には、相反する2つの欲求が存在すると言われている。ひとつは「他人と同じものを着たくない」というもの。もうひとつは、「他人と同じであり… 2016.01.21 Column
英国に、英国調は存在せず。 かつてはあまりにも日常的過ぎて、英国人は自分たちが持つ歴史的なアーカイヴに価値を見出すことが苦手だった。 英国で暮らしていれば「英国調」なんて言葉があまり意味を… 2016.01.21 Column
ノー・マーケティング。 マーケターという職業がある。大雑把に言ってしまえば、市場の可能性を分析しながら、想定客層のニーズを汲み取った製品やサービスを適宜に投入し、大きな利益を稼ぎ出す仕… 2016.01.21 Column
日比谷モダーンズ。 ▶奥が日比谷公園。左隅の電柱の手前が現在のbatak日比谷店。正面「アーニー・パイル劇場(東京宝塚劇場)」の右に現在では「ミッドタウン日比谷」が建… 2016.01.21 Column
引き算の、ビスポーク。 スーツのオーダーに際して旧い外国映画を参考にされる方は多い。たとえば、ここ15年くらいだが、抑制の効いた‘60年代の映画に登場する簡素なスーツをオーダーされる方… 2016.01.21 Column
1953年、英京(ロンドン)事情。 日本ではまだテレビなどの情報メディアがほとんど発達していなかった‘50年代。紳士服のスタイルに関する情報源は、映画ぐらいしかなかった時代である。「カッター&テー… 2016.01.21 Column
日比谷には、「羅紗屋」がある。 60歳代以上のシニアなら「羅紗屋」という言葉に聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないか。読みは「らしゃや」。戦前・戦後を通じて日本国内で注文服が隆盛をきわめた… 2016.01.21 Column