batak information blog

サック・スーツを仕立てたくなる映画。

2017年05月12日

スティーヴン・スピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 』(2002年公開・米)という作品をご存知でしょうか。舞台は1960年代のアメリカ。前代未聞の“巨額小切手偽造事件”を起こした天才詐欺師(フランク・W・アバグネイル・Jr)を演じるレオナルド・ディカプリオ。その事件を追うFBIのベテラン捜査官(カール・ハンラティ)に扮するはトム・ハンクス。序盤から終盤まで主演である両者の好演が光る“実録犯罪コメディ”です。月並みな感想ですが(笑)結構面白い映画だと思います。ちなみにこの作品の中では当時のヒットチャートが流れたり、ジェームズ・ボンド(勿論ショーン・コネリー)がちらっと登場したりと、本編以外でも楽しめる要素が多いのであります。そして今回フォーカスしますのは、劇中のトム・ハンクスの佇まいについてです。

平凡な無地のサック・スーツ、小さな襟の白いシャツ、服地と同色のナロー・タイ。サーモントタイプの眼鏡が嫌味なくフィットしております。これぞ都会的で洗練された大人のスタイルではないでしょうか。初老を迎えたらこういう雰囲気を出したいものです・・・。私の主観ですが、サック・スーツは非常に実利的なスーツです。それは着用者が主体となりスーツは控えめが良いとする考え方。それともうひとつ、サック・スーツの特徴としてフランクな雰囲気があります。エレガンスかつ良い意味で肩の力が抜けた感じ。そこからは大人の余裕と安定感が伝わってきます。この映画のトム・ハンクスはそれらの特徴を見事に体現しております。ついでにですが、時折見せるちょっと間抜けなところも何か良いです。機会がありましたら、ぜひ一度チェックされてみてはいかがでしょうか。(大阪店・長澤)