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小規模だからできること。

バタクが今、もっとも注目している服地およびミル(織物工場)についてお話ししたいと思います。「ジョン・キャヴァディッシュ」。英国の中ではとりわけ後発と言っていいミルです。創業は、1988年。英国の服地業界においてこれほどまで歴史が浅いブランドは珍しい存在です。そして、年間生産量の水準はといえば約100,000m。これほどまで少量生産のミルというのもこれまた珍しい存在です。小規模・少量生産ですので、ご存知ではない方も多いはず。当店でも初めての取扱いとなります。規模は小さく知名度もありませんが、私どもの見立てでは品質自体は老舗に匹敵するか、それ以上か。少量生産ゆえに、仕事が実に丁寧で、「まるで手作りのよう」と言ったら言い過ぎかもしれませんが。具体的には、細番手スーパー130’sの非常にしなやかな毛糸を使いながら、芯のあるしっかりした服地に仕上げています。往時の「テイラー & ロッジ」や「H.レッサー & サンズ」にも引けを取りません。ヴィンテージストックを除いてこれだけのクオリティを実現している例はほとんどないでしょう。まさに、驚きです。シーズンは夏を除く3シーズンに対応していますが、3月末〜5月いっぱいがもっとも快適かもしれません。また、程良い光沢感も30代の一流ビジネスマンにはピッタリの雰囲気かもしれまません。お色は、ネイビー、チャコールのツイル、チャコールのヘリンボーン。ダークスーツとしてもフォーマル・シーンでご利用いただけます。

「ジョン・キャヴァディッシュ」スーパー130’s

ウーステッド(梳毛毛織) 270g~290g

ネイビー ツイル(綾織り)

チャコールグレイ ツイル

チャコールグレイ ヘリンボーン

ネイビー ヘリンボーン