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トレンチという選択。

塹壕(ざんごう)戦という戦い方があった時代に採用された英国陸軍の防寒コートが、トレンチ・コートであることは皆さんご承知の通り。出自がそのような軍装品ですので、実物はかなりヘビーデューティなものだったでしょう。撥水および防水性を追求したコットン地もさぞや実用性の高いものだったに違いありません。その本家として君臨していた英国の老舗製造ブランドは、モード系のアパレルブランドへと変身を遂げています。看板商品だったトレンチ・コートもモード系へと姿を変え、プレミアム・ブランドらしい商品に生まれ変わっているようです。それらと歩調を合わせるように、軍装としてのオリジンを今に伝える本格的なトレンチ・コートは市場から姿を消してしまいました。すばらしい服装文化の系譜を途絶えさせていいのでしょうか。20世紀のロマンを消し去りたくない。大人の装いを途絶えさせたくない。そんな想いをカタチにしたのが、バタクのトレンチ・コートです。素材は高密度コットンを使用。ディテールおよびスタイルは、ミッドセンチュリーのものを参考にしました。分厚いウエスト・ベルトおよびベルトの脱落防止ボタンなど、道具としてのトレンチを今の世に問う希少なつくりです。

展開サイズがすべて揃いました。カーキ、ベージュ、ネイビー。¥138,000(税別)