夜がどんどん長くなって来ている“読書な今日この頃”。バタクのお客様に、ここ2〜3年に上梓された気になる輸入書をご紹介いたします。まずは、英国の伝統産業に目を向けた一冊。「BEST OF BRITISH」。 英国の伝統的な製造業が改めてチカラを付け、復活していると謳う本書。多くの王室御用達業者への取材を通じ、長い歴史を持つ英国ブランドが本当に再生したのかを検証しています。
〈Best of British〉 The Stories Behind Britain’s Iconic Brands/2015年刊 Simon Crompton著
そして、本質を見極めているバタクのお客様にオススメの著作。常に揺れ動く女性のファッションと異なり、男性の服装はゆっくりと、時間をかけて移り変わります。だから、「ファーストオリジン」(後に続く派生的なスタイルの起点となったキャラクター、ブランド、商品、社会コミュニティ)に文化的な価値が存在すると指摘。ヴィンテージ市場の原動力がそこにあると論じています。本書「Icons of Men‘s Style」はその具体的な様相を各々のスタイル・イコンを通じて解析しています。
↑ Icons of Men’s Style 表紙
↑ ジャック・レモンが着る、バルカラー・コート。
↑ ネイビーのトレンチコートは抑制が利いていて「キレ」のある男に見える。
↑「アンダーソン&シェパード」テーラーリングについての解説。
Icons of Men’s Style /2016年刊 Josh Sims著
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