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ハプスブルグ家の末裔コート。

日本ではほぼ認知されていませんが、欧州の貴族が着る上品かつ贅沢なコートのひとつに「ローデン・コート」があります。出自はチロル地方。ご当地の民族衣装(チロリアン・ジャケット)にもよく使われる、丈夫でしなやかなローデン・クロス(圧縮ウール地)を使用しています。そもそもは、中世以降チロル地方を治めていたハプスブルグ家の貴族・王族たちが着た狩猟用コートが起源だと言われています。腕を自由に動かせるフローティングショルダーや背中のインバーテッドプリーツなど猟銃が撃ちやすく、かつ動きやすい仕立てが特徴的です。コートが生まれたチロル地方は、さまざまな国に統治された歴史があり、ナポレオン帝国、オーストリア帝国、イタリア、ドイツ他が支配したために欧州文化の混交が行われ、その影響がローデン・コートにも表れています。イタリア人やフランス人に人気のあるコートとして有名で、オーストリア製ながらラテン・アイテムとして認識している人もいるほどです。「バタク御苑店」では、既製品としてこの冬限定でご当地オーストリアはザルツブルグの「シュナイダー」社製チロリアン ローデン・コートを販売いたします。是非店頭にてご試着いただければと思います。

サイズ展開:34・36・38

価格¥138,000(税別)

※お取り扱いは「バタク御苑」店のみとさせていただきます。

ヨーロッパでは富裕層の人たちが着るコートとして扱われるため、公の場やホテル、レストランなどで丁重な接客をされると言われています。