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フォーマル・オーダーの知恵/オッドベスト編。

冠婚葬祭用のブラック・スーツをお持ちですか。「もちろん」、とお答えになる方は100%に近いはずです。では、それに組み合わせるオッドベストはお持ちですか。これは、数%にも満たないと想像できます。ブラック・スーツは、共地のものを着用しますが、それだけですと葬儀用の色合いが強く、ホワイト・タイを締めても、おめでたい席には古臭さが否めません。そういう時に効果的な役割を果たしてくれるのがオッドベストです。ブラック一色の中に艶(あで)やかな色柄のベストを組み合わせるだけで、ブラック・スーツが一気に婚礼にふさわしい華やかな服装に様変わりするから不思議です。ブラック・スーツだけでなく、ディレクターズ・スーツにも+オッドベストは有効で、着こなしの幅を拡げてくれます。新郎のケースなら、タキシードにオッドベストを組み合わせても差し支えありません。ベストの素材はシルクがスタンダード。柄にはあえて華やいだものを選びます。当店では英「バーナーズ」のシルク地を多数店頭在庫しており、色柄のご用命については自信があります。フォーマル・スーツ1着に、種々のタイとオッドベストをご注文・組み合わせるだけで、「厳粛」から「華やぎ」まで、さまざまなTPOにお応えできます。そうです、シングルユースのブラック・スーツを仕立てるだけがフォーマル・オーダーではありません。