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ドースキン、黒が違います。|batak

フォーマル服地を選ぶ時、最近ではバラシアやタキシード・クロスを選択するケースが増えています。理由は低廉なものから高級なものまで価格に幅があることと、多くのマーチャントやミルが様々なフォーマル服地を品揃えしているからです。とは言え、見掛けることが少なくなった「漆黒のドースキン」こそが、最上級のフォーマル服地であるという想いは今も変っておりません。他のフォーマル服地にはない表面に表れる毛羽(起毛)によって、ドースキン独特のボケ味のある光沢や艶(つや)がもたらされます。また、厚みのある服地に織り上がるため”ふっくら”とした弾力性が暖かくソフトな着心地をもたらします。ご覧になった瞬間に、おそらく圧倒的な高級オーラを受け止めていただけるでしょう。お仕立てなさるなら、ブラック・スーツ、ディレクターズ・スーツ、モーニング、ディナー・ジャケット(米国の呼称はタキシード)など。ほぼすべての礼装・礼服に高級感のある素材としてご使用いただけます。

▲「ウッドグリーン アソシエイツ」社製。’80年代の生産ストック(在庫残わずか)。400g〜420gのウエイト。