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秋の夜長に普遍的な価値について考える。

先日、作曲家の筒美京平さんがお亡くなりになりました。日本の歌謡曲はこの方なしでは語れません。稀代のヒットメーカーであり、あまりに偉大過ぎて代表曲を挙げることに困るほどです。私と同世代の方なら幼少の頃から当たり前のように筒美京平サウンドを聴いて育ったはずです。歌謡曲、演歌、アイドルソング、J-POP、ロック、アニメソングと多岐にわたりヒット曲を作り続け、昭和から平成、そして令和の今でも聴きたくなる曲ばかりなのです。その時代を反映した流行歌のはずが時代を超えていつまでも愛される歌に昇華しているのが凄いことなのです。時代が変われば人の価値観も変わります。すでにお気付きかと思いますが、今がまさに時代の変革期です。コロナ禍によってモノに対する価値観が変わろうとしています。それはアパレル(衣服)に関しても同じです。ファストファッションがもたらした最新の流行を取り入れた洋服を短いサイクルで消費する時代から、長く着用できる普遍的な洋服を必要な分だけ持つ時代に移り変わろうとしています。この秋、私は何の変哲もないネイビースーツを新調しました。あるお客様が言いました。「工藤さんもこれまでたくさん仕立ててきたと思いますが、いまさらネイビースーツですか?」はい、これまでネイビースーツもたくさん作りました。でもネイビーとグレイのスーツにゴールはないのです。色味や生地感の違いはもちろんですが、今の自分の年齢にフィットするネイビーやグレイがあるのです。スーツではネイビーとグレイは普遍的な色として認知されています。しかし、その奥深さたるや、底が丸見えの底なし沼くらい深いのです。極めることは一筋縄ではいきません。それでもネイビースーツとグレイスーツには何ものにも代えがたい魅力があるのです。この機会に普遍的なスーツを再考されてみてはいかがでしょうか。もちろん精一杯お手伝いさせていただきます。(バタク大阪 工藤)

【バタク大阪より臨時休業のお知らせ】誠に勝手ながら10月29日(木)は臨時休業とさせていただきます。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。