ビジネス・スーツを注文するお客様の多くは、まずネイビーかグレイの無地を選択されます。もっともベーシックで、職種やスタイルを問わず間違いのないスーツを仕立てることができるからです。しかし、年齢を重ねてくると所有するスーツも増え、無地ばかりというわけにもいきません。とくに、30代後半から40代となると、「信頼感」や「知性」といった人間力が服装に求められるようになります。また、部下を従える風格も服装がもたらす効能のひとつですので、誂える際にはステージアップした選択を考慮したいと思います。たとえば、ストライプ・スーツです。単色以外の柄物では、もっともビジネス・ユースにふさわしいとされているスーツです。ですので、休日やフォーマルな場では選択されません。ストライプ・スーツこそビジネス・スーツの王道とも言えるのです。経験を重ねてきた40代〜50代のビスネスマンは、人生でいちばんビジネス・スーツを着こなせる世代です。まだお持ちでないなら、ストライプの種類、幅には注意してステップアップしたステージにふさわしいストライプ・スーツを誂えてみてください。服装を見れば,その人が登り坂か下り坂かがわかると言います。攻めの40代、働く男によく似合うストライプ・スーツをバタクでどうぞ。