Blog

心躍る、春の礼服[後編]。

先回、礼服の楽しさや季節に合わせたアプローチについてお話ししましたが、それを具体的にした組み合わせにスポットを当ててみましょう。まず、実用的な礼服としてブラック・スーツやディレクター・スーツをベースに考えます。どちらも通常は白いシャツを組み合わせますが、このシャツを色柄物に替え、襟をクレリック・カラー(ディファレント・カラー)にすることでモノトーン&ミニマルな印象から一気に華やいだ春の様相を醸し出すことができます。イギリス人の礼服の組み合わせ方で参考になるのが、このクレリック・カラーのシャツの使い方です。そして、ウエストコートにスーツとは異素材の、これも季節を意識したリネンやシルク素材のやや艶やかな色合いを合わせるというアイディアです。こういった春の明るさ、春のワクワク感が昨今のレストラン・ウエディングのような、厳粛さよりも気軽さにスポットを当てた催しに、最適だと私どもは考えております。組み合わせの事例については店頭スタッフがご説明いたします。(バタク日比谷 長谷川)