モヘア服地の代名詞といえば、ドーメル社の「トニック」や「スーパーブリオ」を思い浮かべる方が多いと思います。バタクでもヴィンテージの「トニック」や「スーパーブリオ」を取り扱う機会が多いこともあり、その品質の素晴らしさを熟知しております。そこで、ヴィンテージ「トニック」の品質に着目し、バタクらしさが表現できる理想のモヘア服地の開発に成功したのがコチラです。

生地：バタク・クロス　ブルーグレイ

品質：ウール71％　モヘア29％　322g

価格：スーツ　￥159,500～

バタクらしさのこだわりは、アンダーステイトメントの雰囲気を持たせるためにモヘアの混率を下げて光沢感を抑えています。また、「トニック」よりもウエイトを軽くすることで真夏と真冬以外での着用が可能となり、日本の気候にフィットするモヘア服地となっています。私も実際にこの服地で仕立てましたが、非常に扱いやすいモヘア・スーツとして重宝しています。モヘアの混率が高くなるとハリ・コシが強くなりすぎるため、着用時の運動量にストレスを感じることがあります。しかし、この服地はそのようなストレスがありません。ウールとモヘアの混率(71：29)をご覧いただければ、強いこだわりをご理解いただけると思います。それからもう一点、ブルーグレイの色味が絶妙なのです。下の画像は私がこの服地で仕立てたスーツ(サック・カット)です。実用的に使えるモヘア・スーツとして自信を持ってお勧めします。(バタク大阪　工藤)

【バタク大阪より臨時休業のお知らせ】誠に勝手ながら3月22日(火)は臨時休業いたします。お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいます様、お願い申し上げます。