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バタク・クロス、私が愛した10オンス。

それほど強い思い入れがあって購入した訳ではないのに、実際に使用していくうちにその製品が持つ真の魅力に気づいて、今では生活に欠かせない存在になっている・・・といったアイテムを誰もがお持ちではないでしょうか。そんな良い意味で期待を裏切ってくれるのが今回ご紹介するバタク・クロスの10オンスです。バタク・クロス10オンスの服地に関しては、これまでもブログでご紹介してきましたので詳細はコチラをご覧ください。今回は実際にこの服地で仕立てた私のインプレッションです。正直に言いますと、当初は「とりあえず仕立ててみるか」と偉そうな気持ちが少なからずありました。仕立てた初年度は「軽快な着心地だな」、そして2年目「馴染んできたな、悪くないかも」、3年目「このスーツを手に取る機会が多いな」、4年目「アレ?すごくお気に入りなんですけど」、そして5年目の今「安心感、この上なし!恐れ入りました」なのです。仕立てた当初から着用感は良かったのですが、年を追うごとにさらに心地良く感じます。見た目からは想像できない優れた耐シワ性もストレス・フリーに繋がっています。そして、5年目ともなると角が取れて丸いフォルムになったような気がするのです。実はこれがいちばんのお気に入りの理由だったりします。ここ数年、バタク・クロスを再考する機会が増えています。仕立ててから数年間着用してみての評価が高いのです。未だの方は、まずは10オンスのバタク・クロスからいかがでしょうか。(バタク大阪 工藤)

▼ 5年前に私が仕立てたバタク・クロス 10オンス ライトグレイ・シャドーグレンチェックの3ピース・スーツ

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