80年代に「シーアイランド・コットン」こと「海島綿」がもてはやされた時期がありました。超長繊維(カリブ海産コットン)がもたらす肌触りの素晴らしいさは現在でも変わってはいません。それはこのコットン素材の物性(ぶっせい)に限らず、戦後のきびしい時代、英国の社会階層を表現する記号として50年代には絶大な効果を持っていたそうです。つまり、「海島綿」の被服品や家庭用品を所有してると書くだけで、上流階級の生活が表現できたと言います。(※)。さて、春から初夏にかけてジャケット&トラウザースのご注文が増えてきます。オンでもオフでも許容できる、守備範囲の広さ。気ままな装いながら、ほのかに香る礼節感。柄モノに対する許容度。これからの季節なら、そんなジャケットを「海島綿」で誂えてみてはいかがでしょうか。それもヴィンテージ1点モノ(スミス&ロンバルド)で。稀少というだけでなく、旧来の「海島綿」が持っていたオーガニックな素材の妙味を味わえるでしょう。(バタク日比谷　長谷川)

※イアン・フレミングなどがJ.ボンドのキャラクター設計に拝借・活用

生地：スミス＆ロンバルド　マスタード チェック

品質：コットン100%　220g～240g

価格：ジャケット　￥140,800～

生地：スミス＆ロンバルド　グリーン チェック

品質：コットン100%　220g～240g

価格：ジャケット　￥140,800～