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「手仕上げ」を着てみてください。

衣料は、良質な素材を使っていることが基本です。スタイルやデザインが大筋決まっているため、素材の良さがその商品の満足度を左右するからです。素材の良し悪しを痛感するのが、人間の肌に直接触れるアイテム。下着類がその筆頭ですが、素肌に着るシャツに一家言を持つ人は少なくありません。何と言っても注文できるのですから。まずシャツ生地を選びます。「双」や「番手」の尺度で素材の良し悪しはある程度は決まりますが、欧州では生地よりも仕立ての技術の方がシャツの品質を決める重要な要素だと認識されています。オーダー・シャツは生地に依存しない、職人の技術に依存している部分が大きいと考えられているのです。テイラーにシャツのオーダーを依頼する意味がそこにあります。オーダー・シャツだからと言って、職人がすべてハンドメイドで仕立てているわけではありません。工場生産で、コンピュータ管理による最新式の縫製工程やライン・オペレーションがかなり前から導入されているようです。バタクの場合は、型紙づくりから裁断・縫製にいたるまで全てを「手仕事」で仕上げております。さらに、着る人の雰囲気を汲んだフィッティングや、長く愛用するためのカラー&カフ交換まで。バタクはシャツ生地の品揃えだけではありません。シャツ1枚からオーダーできます。(バタク日比谷 菅野)