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Special Interviews
いちばん大事なものは「マッチング」という考え方です。
―― まず、米原さんのお仕事についてお聞かせいただけますか?
米原氏: 「イリア」はインテリア・デザインを源流としつつ、FF&E調達業務(FF&E=家具、照明、カーテン、アートワーク他の意)など、デザイン実現に必要なコンサルタント業務もサービスするインテリア・デザイン総合会社です。私はホテルを中心とした大型のデザイン主導物件のディレクションを担当しています。会社全体としては多数のオフィスやハウジングさらに最近では病院等も手がけています。立場上、デザインだけではなく顧客へのコンサルティング プレ・サービスや、関連部署の仕事を調整するなどいろいろです。

http://www.ilya.co.jp/jp/hotel/id/index.htmlで閲覧できます。
―― 拝見すると、すばらしい仕事ばかりですが、米原さんがこれらのプロジェクトで狙ってきたデザインのフィロソフィーみたいなものは何かありますか?
米原氏: 時代にあった手法でなおかつ「普遍的なデザイン」を創りたいというゴールがあります。多くの先人たちが名前を残していますが、重要なのはその考え方なり、対処プロセスの方法論が「今」で通用するという意味で普遍的だということです。
我々がインテリアに使うものは取り立てて新奇なものではなくて、すでに身近にあるモノを掻き集めてデザインするわけです。家具、カーテン、照明いずれも新奇なものではない。だれでも入手可能なモノや方法論を織り交ぜて、お客様のオーダーに応え、今の時代に合うものにデザインする。その結果が普遍的かどうかという議論の余地は当然あると思いますが、そうであってほしいと願っています。
米原 聖一氏
PHOTO BY RYOICHI YAMASHITA
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