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タキシードは、似合うまで着る。

タキシードを考えるとき、とくにブライダルで着用されることが多いためか、一生に一度の服装だと思っている方が多いのではないでしょうか。1日だけの披露宴が終われば以後滅多に着る機会がないと決めつけているのではないでしょうか。そう思っていては、せっかく誂えたタキシードを一生着こなすことはできないと思います。タキシードを着こなす唯一の秘訣は「毎日のように着ること」だからです。ある程度の年齢、社会的ポジションの方にとって、タキシードは消耗品であるべきです。ビジネス・スーツよりも消耗度は高い、と思っていただいてもかまいません。ブライダルだけでなく、パーティ、会合、オークション、コンサート、展示会、女性とのディナーなど誂えてしまえば着る機会は後からついて来ます。当然、すべてのイベントを一着だけでまかなうことは難しいでしょう。春夏、秋冬とシーズンに合わせた服地で、ご自身の雰囲気に合ったデザインのものを何着か仕立てることをお勧めします。その上で自ら着用の機会を増やし、高い頻度で着る。するとそれが「似合う・着こなす・板に付く」に繋がるわけです。ただし、着る機会が増えるほど、派手であっては逆効果となります。そこは衣裳化しないよう、控え目であることに徹します。拝絹や側章のシルク地には光沢の少ないものを使い、服地のお色はブラックかミッドナイトを選びます。そして、シャツは何枚注文しようが、白無地だけしか着用しません。私どもがご提案するタキシードおよびその着方は、上質でありながら基本に忠実であり、きわめて簡素です。だからこそ、着慣れることで服としての存在感が希薄になり、着る人のキャラクターの方が際立つようになっていくのです。私たちは、さりげなく、当たり前のようにタキシードを着る方が増えてほしいと願っています。タキシードは特別な服ではないのですから。

 

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Bespoke Tailor batak.