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フランネルの至宝「カルロ・バルベラ」。

バタクにはイタリアの服地がない、と思われているようですが決してそんなことはありません。 予測される仕立て上がりの全体像から判断した結果、イタリアの服地が最適であると結論付ければ、自信を持ってオススメする次第です。もちろん、選ぶのは「上質な着心地」を有する高品質な服地に限ります。「カノニコ」や「カルロ・バルベラ」と言った有名な服地メーカーの中でも、オーダー上級者のお客様に支持されているハイエンド服地をセレクトし、幅広い世代のお客様にご説明しております。量販店などの廉価オーダー品に採用される傾向が強いため「安い服地」のイメージを持たれるかもしれませんが、高級ゾーンのお品となると品質もプライスも超一級へと一気に跳ね上がります。とりわけ「しなやかさ」では英国の服地を凌駕するものもたくさんあります。その一例が「カルロ・バルベラ」の“クリーム・フランネル”です。同社の服地は毛糸の段階で冷涼な地下倉庫(気温は通年で約7℃)に寝かされます。寝かすことで、糸本来が持っている弾性を回復させることができると言います。その上で、空気を含ませながら時間をかけて織っていく。“クリーム・フランネル”は、こうした独特の製法から作られており、一般的なフランネルに比べて滑らかな感触が特長です。その感触がキメの細かなクリームを想起させることから、“クリーム・フランネル”と命名されています。店頭に現品がございますので、お近くにお寄りの際は是非お手にとってみてお確かめください。