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バタク・クロスで仕立てるスーツ。

紳士服地の世界3大生産地と言えば、英国のハダーズ・フィールド、イタリアのヴィエラ、そして日本の尾州の名が挙がります。日本が世界に名だたる紳士服地の生産地だったことに驚く方もいるでしょう。尾州とは現在の愛知県西北部から岐阜県南部におよぶ地域。明治以降に殖産興業の一環として毛織物の生産地に選ばれ、メイド・イン・ジャパンの紳士服地を100余年にわたり支えてきた歴史があります。当店の「バタク・クロス」はこの尾州で織っているオリジナル服地です。尾州にしかない旧式のスロウスピード織機を備えたミルで、良質のメリノウール糸を使い、時間をかけて織った服地は耐久性や復元性の面で優れたスーツに仕立て上がります。その特性がビジネスユースと合致し、ビジネスマンのお客様からリピート・オーダ—が増え続け、当店の定番服地として好評価をいただいております。オーダーの多くは軽快な300g〜330g台のウエイト。ネイビーやグレイのウーステッドが中心です。ビシッとしたキレのいいカットのスーツなのに、窮屈さを感じさせない着用感。働く男の日々の生活をしっかり支えてくれる機能性。まさに、控え目な優雅さと、活動的なスタイルを併せ持つスーツが仕立て上がります。

グレンチェック300g

ダークグレイ グレンチェック305g

ダークグレイシャークスキン 330g

ネイビー シャークスキン 330g