英国流に言えばディナー・ジャケット。アメリカ流ならタキシード。当店ではこのクラシックな洋服がフォーマル・オーダーの中核的商品として定着しております。しかし、オーダーされるお客様が異口同音に「着る機会がほとんどない」とおっしゃいます。パーティ・ウエアや婚礼服としてお仕立てられるのですが、目的の着用タイミングが終わるとクローゼットの吊したまま。ディナー・ジャケットへの投資をもっと有効活用できないか、というお問い合わせが多いです。課題解決はシンプル。ディナー・ジャケットを着るための、人生体験をご自分でプロデュースすることです。具体的に言うと、それはオペラなどの観劇やシンフォニーの公演。ハイクラスのディナーやソーシャルダンス。豪華客船のクルーズやカジノ・エンタテインメント。こうしたご自身の人生経験に彩りを添えるためにディナー・ジャケットを着る。だから、目的はフォーマルな服を着ることではなく、豊かな人生体験の機会を増やすことなのです。写真は、当店のオリジナル服地で仕立てたディナー・ジャケット。上から、ダブルブレストのピークドラペル。シングルブレストのショール・カラー。そして、シングルブレストのピークドラペル。ディナー・ジャケットのお仕立てをキッカケに、優雅な体験と出逢い、そこから生き方を変える、こともあるかもしれません。