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「テーラー & ロッジ」の、シャドー系デッドストック。

何着がスーツを仕立てていると、ベーシックな色柄だけでなく、気分を変えられる服地に目が行くものです。シャドー系のアイテムはそんな気分に最適な色柄かもしれません。近くで見ると色柄が際立ちますが、離れて見ると単色にも見える。意表を突くその表情に魅力を感じられる方も多いはず。多くのミルやマーチャントがシャドー系のチェックやストライプを定番として扱っています。中でも今回ご紹介するネイルヘッドは、通好みのスーツ服地として根強い人気を保持してきました。釘(ネイル)の頭(ヘッド)に見える文様からそう呼ばれていますが、ビーズ状の「点」が細かければ細かいほど単色に見え、洒落た雰囲気を醸し出しています。写真のネイルヘッドは、ブルーグレイ(写真上)とブラウン(写真下)。ともに英「テーラー & ロッジ」社のお品で、毛糸に「ラムズ・ゴールデンベイル」を使用している1960年代後半のデッドストックになります。「ラムズ・ゴールデンベイル」については、当ブログで何度もご紹介しているのでご説明は省略いたしますが、時代を遡れば遡るほど味わいが異なり、その時代その時代ならではの風合いが反映されております。「ラムズ・ゴールデンベイル」つながりで、もう一点ご紹介したい’60年代のデッドストック服地がネイビーの“変わり織り”ストライプです。現在ではまず織られることはない変則的なストライプ柄で、その風情はまるで着物のようでもあり ます。これも、遠目で見ると単色のネイビーに見えるシャドー系の一種と言えるかもしれません。「テーラー&ロッジ」といえば、かつてアンティークなドブクロス織機で織っていたことは有名ですが、その時代よりややモダーンになった頃の服地です。3点の服地それぞれ日比谷店・御苑店各々に1着分の限定品。仕立て上がったスーツと同じお品は、この世には存在しません。

ネイルヘッド   ブルーグレイ 345g

ネイルヘッド   ブラウン 345g

ネイビー“変わり織り”ストライプ 345g

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