写真のバンチは英「エイブラハム・ムーン」社のジャケット用ウーステッド(梳毛毛織)を編纂したものです。通常ならビジネス・スーツの服地として使用されるウーステッドでカントリー・ウエア(ツイード類)の色柄を展開したら・・・。というコンセプトの服地集です。一見、ガンクラブ・チェックやグレンチェックなどウエイトのあるカントリー柄の定番ですが、軽いスーツ服地のウーステッドで織ると、都会的でスマートに見えます。また、盛夏と真冬を除けば軽快な着心地を楽しめるジャケットに仕立て上がります。服地はすべて英国製。カントリー柄のウーステッドというのもなかなか新鮮です。
ガンクラブ/タン310g
ガンクラブ/オリーブ・ブラウン310g
ガンクラブ/ブラウン310g
グレンチェック/タン310g
「エイブラハム・ムーン」社は、英国企業の御多分にもれず、180年もの歴史を誇るミルです(ヨークシャ州)。このバンチの柄のように、カントリー色の強いツイード地を得意としていました。現在は、服地製品の展開に意表を突くアイディア持ち込むなど、自由な発想で服地を供給していますが、唯一、紡績からフィニッシングまでの一貫生産だけは堅持しています。