グレイ、ネイビーは基本中の基本色ですが、2着目、3着目にはベーシックを維持しながらも、やや変化を楽しむ服地選びにトライしてみてはいかがでしょうか。狙いとしては、グレイやネイビーの路線をキープしながら、さり気ない味わいを表現する展開です。具体的には、遠目から見ると単色、近くで見ると柄モノという類別。いわゆるシャドウ系の服地です。また、グレイ・ベースの控え目なストライプ柄もオススメします。ストライプが地色となじみ、遠目にはダークグレイかと思えるほど微妙なトーンが大人の所作に似合います。写真で取り上げるお品は、オーストラリア産のメリノウールを使用し、低速織機で織った「ドミンクス」と、弊店がこの尾州のミルに別注した「バタク・クロス」。シワの復元力に富み、耐久性のある立体的なスーツが仕立て上がります。
(1)旧来の英国製品質をベンチマークとし、尾州の織物工場「ドミンクス」で織られたネイビーのシャドー・ヘリンボーン柄。毛糸の仕入から製織工程、フィニッシングまで、徹底して英国式のマナーを追求。メイド・イン・ジャパンの矜持を実感させられる仕上がり。3ピースでのお仕立てをオススメいたします。ウエイトはやや重めの412g。
(2)batakの別注服地です。控え目なストライプ柄のダークグレイ。シワになりにくく、耐久性に優れた品質。コスト・パー バリューを満足させるお品です。生産はメイド・イン・ジャパン。オススメは、ダブルブレステッドのスーツ、シングルの3ピースなど。3シーズン対応のウエイト300g。