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夏の黒はモノトーン厳守で。

春から夏にかけて私の好きなコーディネイトがあります。黒のジャケットスタイルです。但し、素材はポーラ(フレスコ)やメッシュ、そしてリネンに限ります。黒を暑苦しく見せず、いかに涼しく見せるかがポイントです。ポーラやメッシュは通気性に優れた多孔性の表情があり、ドライな生地感から見た目にもサラッとした印象を与えます。次にリネンですが、やはりリネン特有の風合いは唯一無二であり、特に黒となるとリネンが持つ程よい光沢感が艶っぽさを演出してくれます。さらにシワも装いの味として魅力的なのです。さて、実はここからが重要なのですが、黒のジャケットスタイルを涼しく見せるためには、全体をシンプルにモノトーンでまとめることです。オンでは白シャツに黒のニットタイ、トラウザーズはライトグレイかミディアムグレイに限ります。足元は軽快に見せるため黒のローファーです。オフの日は上質な黒のニットポロにホワイトのコットン・トラウザーズ、または、やや緩めのホワイトデニムもアリです。イメージしていただけたでしょうか。最後にもう一つ、重要なポイントがあります。夏は何を着ても暑いと割り切って、涼しげな顔をして着こなすことです。(バタク大阪 工藤)

▼英「ハーディ・ミニス」フレスコ3プライ ブラック 460g

PS.先日、初めて桜吹雪を見ることができました。大量の桜の花びらが勢いよく吹雪いて舞い散る様に感動しました。散り際まで人を魅了する桜に深い感銘を受けた次第です。