Blog

ネイビー・ブレザーはお持ちですか?

今日からお彼岸ですね。私のルールとして春と秋のお彼岸の期間に衣替えを行うことにしています。次の休みは衣替えと断捨離で一日終わりそうです。衣替えをする度に思うのですが、そんなに強い思い入れもなく「あったら使えるな、ダメになったらまた違うものを買おう」と何気なく購入したアイテムが実は20年以上も現役で活躍していることに嬉しくなります。購入した経緯や当時の出来事などが思い出補正されて、ついつい一人悦に入る時間ばかり増えてしまいますが、これも衣替えの醍醐味ということで(笑)。さて、今回はネイビー・ブレザーのお仕立て上がりのご紹介です。今後のお仕立ての参考にしていただければ幸いです。

生地:チャールズ・クレイトン ネイビー・ホップサック
品質:ベビーアルパカ53% ウール47% 300g
パターン:サック・カット (ビスポーク)

こちらは、5/10付のブログでご紹介した「チャールズ・クレイトン」の生地でお仕立ていただいたブレザーです。所謂アメリカン・トラディショナル系の1型(イチガタ)とは異なるミッド・センチュリーの雰囲気をベースとしたバタクのサック・カットです。フランクで親しみやすい印象のパターンとなっています。お客様より「サック・カットで王道的なブレザー」とのリクエストでしたので、腰ポケットはパッチ&フラップ、背裾はフックベント、アンティーク・メタル釦の仕様となっています。余裕のある大人のジャケットに仕上がりました。この仕上がりを見てしまうと私も欲しくなってしまいます。

生地:フォックス・ブラザーズ ネイビー・フランネル
品質:ウール60% カシミア40%  330g
パターン:ドレープ・カット (ビスポーク)

次は、8/30付のブログでご紹介した「フォックス・ブラザーズ」のフランネルで仕立てた私のブレザーです。この生地を選んだ理由は、フランネルのブレザーが欠品中であったことと、稀に見るハイ・スペックな生地であったことです。フランクなブレザーがイメージでしたので腰ポケットはパッチ、サイドベンツ、袖釦は二つ、アンティーク・メタル釦としました。実際に着始めるのはもう少し先になると思いますが、今から楽しみです。ちなみに、このジャケットに千鳥格子のトラウザーズ、足元は黒のスエード靴を合わせたい気分です。(バタク大阪 工藤)