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2022.04.07

尾州メイドの、「スーパー90」。

「市場にないモノは自分たちで作ってしまえ」という発想で生まれたのが、オリジナル服地の「バタク・クロス」。昭和期の製糸・機織り設備を活かして織った往年のヴィンテージ品質や現在では流通していない規格を再現しています。生産地は尾州(愛知・岐阜一帯)。殖産興業の掛け声の下、明治時代より毛織物の産地として栄えてきた地域です。「バタク・クロス」は主に小ロットの服地や企画性の強い商品づくりを担っています。たとえば、「スーパー90」のウーステッド。今やスーパーと言えば、120~160という超長繊維の規格が当たり前。かつて英国服地のバンチには必ず取り揃えられていた90は皆、廃版となってしまいました。そこに目をつけて当時の8オンスの平織り服地をリ・ウィーブしたのが、これからの季節に最適な「スーパー90」なのです。しなやかでいて、耐久性にも優れる実用服地。その風合いは唯我独尊。仕立ててみると、この服地が日本の春夏に最適なことを再認識させられます。(バタク日比谷　長谷川)