英国製毛織物は、なぜ「ハダーズフィールド」なのか?
「テイラー & ロッジ(1883年創業)」も、「スミス・ウーレンズ(1827年創業)」も、「ボアー・ローバック(1899年創業)」も、「マーティン サンズ&カンパニー」も・・。数々の老舗ミルやマーチャントが拠点や工場を構 …
「テイラー & ロッジ(1883年創業)」も、「スミス・ウーレンズ(1827年創業)」も、「ボアー・ローバック(1899年創業)」も、「マーティン サンズ&カンパニー」も・・。数々の老舗ミルやマーチャントが拠点や工場を構 …
服地見本帖のことを「バンチ/Bunch」と呼ぶのはご存知の通り。服地を帳面サイズにカットして束ね、あるテーマにしたがってそれらのバリエーションが一目できるように編纂したものです。これを考案したのは服地の大手企業「スキャバ …
「金融関係に従事している人たちが、スーツを新たにオーダーし始めたら景気が良くなっている証拠だ」と言われて来た英国はロンドン。ロンドンと言えば、シティと呼ばれる欧州地域の金融拠点。EU離脱にともない金融ハブとしての行方が注 …
テーラーでありながら、バタクではトレンチ・コートを企画・生産・販売しています。歴史のあるこのコートは、言わずと知れたイギリス・フランス軍の軍装支給品で、その歴史や製造元については、都市伝説的なものを含めて他の文献や記述に …
英国はハダーズフィールドにあるジョセフ・ラム の紡績工場。 当店のブログでも度々登場する「ラムズ・ゴールデンベイル/Lumb’s Golden Bale」。オーストラリア産の最高級羊毛を使い、英国ハダーズフィールドの「ジ …
50年以上前に仕立てられた古着のビスポーク・スーツやジャケットを手に取ると、独特の柔らかな風合いやハリのある活き活きとした服地の生命力を感じることがあります。そんなヴィンテージ品質の服地が現在でも生産・流通していることを …
テーラーの店先やオーダー会でよく見かけられる採寸の様子があります。ビスポーク・テーラーならではの仕事っぷりを端的に表すシーンと言えるでしょうか。この「採寸」という作業、寸法を測っているように見えて、実は洋服 …
毛織物服地を生産・供給している業態は大きく2つに分類されます。ひとつが、織物工場である「ミル/Mill」。もうひとつが、生地商と呼ばれる「マーチャント/Merchant」です。工場や織機を所有し、毛糸の紡績や服地の織布と …
服地選びの際にそのスペックとして取り沙汰されるものに「ウエイト」があります。そう、服地の重量です。指標となる数値は、150cm幅服地1メーターあたり重さをg(グラム)単位で示すことになっています。なぜ、このような重量表示 …
いろいろな業種や業態には、いわゆる「業界」という村社会が存在する。そこでは、同業者同士の共通の言語や常識が行き来し、共通の価値を作り上げている。そして、あうんの呼吸でモノゴトが進行し、やがて気付かぬうちに“業界の常識は世 …